日本で最古の印鑑は北九州で発見された「漢倭奴国王」と刻まれた金印です。印鑑は、まず、政府や地方の支配者の公の印として使われ始め、平安・鎌倉時代になって、個人の印として印鑑を押す習慣が定着したようです。明治になって、公の印はすべて、法律の規定に従って、管理・使用されることになり、個人の印は印鑑登録制度が導入され現在に至っています。資料的にははっきりとしているのは、秦の始皇帝の時代(約2300年前)中国の統一を果たし地方によって異なる文字の統一と官印の制度が取り入れらたことにより印鑑は広く使用され,今日の形に近いものとなってきたようです。ちなみに、欧米諸国では今日、印鑑を押す習慣はありません。他の国々も、中国などごく一部の例外を除き、印鑑の習慣・制度はないようです。そこで、日本に住む外国人が不動産を所有したりする場合には印鑑証明に代わってサイン証明の制度がとられています。